ルンルの会:
あわや遭難!
白石島るん・る
小さな写真をクリックしたら、拡大写真と説明ページに行けます。 | |||
定期船の ターミナル |
岩の下の 神社 |
神社の横 |
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岡山・笠岡諸島の一つ“白石島”でるん・るの会が開催されました。山の稜線に沿って巨大な盤座が点在する風景は迫力があります。事故多発児の傾向が今も抜けないので今回もやってしまいました。本四架橋が上を通った島では生活が一変したと聞きますが、笠岡諸島は今も船が唯一の交通手段です。上陸すると中西屋のご主人が出迎えてくれました。
宿に行く前に開龍寺と仏舎利塔を観に行くことにしました。歩く事があまり好きではないるん・るの会員はブーブー言いながらも好奇心につられて炎天下を歩き出しました。 盤座の中にお堂が埋まっていると言う感じです。右側の縁の下で美味しい山からの清水を汲む事ができます。 |
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水汲み場 |
パゴダ |
パゴダと参加者 |
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人が一人しか入れない隙間なので順番待ちです。喉を潤してから仏舎利塔に向かいました。 よく手入れされていて、何となく敬虔な気分になります。近くに公園のようなものが有るので皆でぞろぞろ歩いていくと小柄な老人が作業をしていました。 |
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石の公園 |
説明を聞く |
会場の旅館 |
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今から30年前に、現在90歳の老人の知人の前に竜神が姿を現したそうです。「私を祀ってくれたら村を守ってやる」と言ったそうです。国定公園なので勝手に触ると法律に触れる事になります。その話を聞いた老人は自分が犠牲になって村を守ろうと決意したそうです。宮古島の新城さんの白石島版を能弁に話されました。 しばらく聴いていましたが、何でもすぐに有難がるような素直さを持ち合わせていないるん・るのメンバーは、すぐに興味を失って、るん・る会場であり宿泊先の中西屋に向かいました。 |
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日没と海岸 |
小さな島 |
旅芸人 |
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汗をかいたので風呂に浸かって、昼飯を食って第一回目のるん・る、あまり間を空けずに第二回目が済むと夕暮れ時です。晩飯までは時間が有ったので四国の女性達と散歩に出ました。帰ったら宴会の準備ができていました。 | |||
宴会 |
たまゆら撮影 |
パゴダ遠景 |
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素朴ですが地元の魚をふんだんに使った料理を味わいながらビールが殆ど減らない宴会は大いに盛り上がっています。周りがあまり飲まないので残ったビールがどんどんこちらに回ってきました。もちろん有難く頂戴しました。 | |||
山の案内図 |
朝の桟橋 |
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いよいよ遭難の話です 三回目のるん・るが始まるまで少し時間が有るので、かなりビールを飲んでいましたが山頂の盤座のところまで登ってたまゆらの撮影をしようと思いました。 酔っ払って何度も一人で夜の海に潜りに行った経験があるので、山なんてなんの危険もないとたかをくくってどんどん登りました。すぐに、この山では“たまゆら”はあまり写らないと気付きました。理由は分かりませんが・・・結果は写真の通りです。 7時半に出発してあたりは徐々に暗くなっていきます。パゴダがある山の頂上の盤座を撮影して、通り越したところにある展望台からパゴダに向かって下りようと思いました。頂上は白い道が浮き上がって見えたのですが木々に囲まれた下りの道は殆ど見えません。最初のうちは道らしきものを辿っていたのですが、それも無くなってひたすら下でボーと白く見えているパゴダを目印に下っていきました。そのうち歩いては降りられないような段差の連続になって木の根っこにぶら下がって目いっぱい手を伸ばしてから 滑り落ちるという状況になってきました。 靴の中は腐葉土で一杯だし、ふんどしが外れてズボンからはみ出し何かに絡みつきます。身体のあちらこちらに擦り傷が付いたのかヒリヒリしますが暗くて見えません。カメラの紐が木に絡まって宙吊り状態になってから、さすがにこのままではヤバイと気が付きました。もし落差が10mもあれば無事ではすみません。携帯も持っていないし、此処で転落して動けなくなったら見つけてもらうまで数日かかるかもしれません。そこで単独ダイビングで危険な状態になったときの鉄則に従って、見覚えの有るところまでとにかく引き返す事にしました。ところが殆ど滑り落ちてきたのですから登るとなると大変です。 ゼーゼー、ハーハーと肩で息をしながら、私の心臓は少々のことでは止まらないと自分に言い聞かせました。どれほど這いずり上がったか分かりませんが、ボーと白い物が見えてきました。見覚えのあるお地蔵さんです。「アー助かった!!」 |
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白石島のホームページです http://www.city.kasaoka.okayama.jp/shiraishi/ http://isweb6.infoseek.co.jp/animal/sf7k-mbc/outdoor/kayak/kayak_field/kasaoka/siroisi/bangai.htm |