無量光院でお坊さんと
魔物論議をしました
門の両側に、魔除け 装置がありました。 私は注意散漫なので気付かなかったのですが、誰かが「門の両側に有る水を張った桶は何ですか」と聞いて、「魔除けです」と案内した若い修行僧が応えた時にしめた!!と思いました。 |
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無量光院 御本尊 無量光如来(阿弥陀如来) 無量光院は平安時代、白河天皇の第四王子覚法親王(1092-1153)の創建です。高松宮宣仁親王殿下お手植えの松がありました。 |
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若いお坊さんの履物 クロックスなんですね〜。皆さん顔が締まっていて賢そうに見えます。受け答えや、動作は機敏で、無量光院で修行できるのはエリート達なのかもしれません。外国人のお坊さんも沢山いました。 |
結界(魔除け)効果を確認 する為に撮影しました。 予想していた通りに写りました。勿論、小雨は降っていないし、羽虫は飛んでいないし、埃は舞っていません。“たまゆら”と呼ばれる被写体は 、全てが失敗写真ではなく、特定の瞬間にしか写らないと言う証拠写真を用意しました。 |
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修行僧の指導役らしい お坊さんと魔物論議を しました 門の両側に魔除け装置が有ると言うことは 、真言密教では魔物について何かを学んでいるはずだと確信しました。一日目の夕食が終わって、入浴の為にルンルが無い時間を狙って、お坊さん達がたむろしているところに乱入しました。「門のところに魔除けの水桶がありますが、真言密教では魔物とはどのような存在ですか」と一番賢そうなお坊さんに聞きました。 その方は若い修行僧の先生役らしくて、にこやかに対応して下さいました。 当初108つの煩悩の話で説明が付くと考えておられましたが、こちらの聞こうとしている事はレベルが違うとすぐに気付かれて、空海の「十住心論」に切り替えられました。私が、「どのようなレベルになっても、如何に魔物と上手く折り合いをつけるかが大事なのだと考えています」と自分のたどり着いた結論を開示すると、「正にその通りです」と破顔一笑されました。但し現実の魔物体験はされていない事がO−リングテストで分かりました。 空海の教えを誠実に学び教えている、真面目な良い指導僧のようです。若い修行僧達は、リラックスタイムに勉強の話が出てきたので皆さん逃げ出して、私とその方だけになりましたが、あまり邪魔をしてはいけないし、目的は果たしましたので30分ほどで切り上げました。 |
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一日目の夕食 こんなに美味しい精進料理を食べたのは生まれて初めてです。母親が美食家だったので、初めて普茶料理を食べたのは中学生ぐらいだったかと思います。今回のように、全てが美味しいと言うのは記憶にありません。 |
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二日目の夕食 一つの椀の煮物でも、一品毎に味付けが違います。真言密教の修行では高度な学習をし頭を酷使しますので、味付けは私が好きな甘目です。絶品は右の膳の左上の薩摩芋の甘露煮柚子風味です。 |
参加者は一様に満足していたようです 煙草を一服している間に次のルンルが始まっていると言う状況で、一体何回実施されたのか定かではありません。16回は超えていたと思います。それでも帰りは皆さん元気いっぱいだったので、満足していたようです。 ※この写真の白いものは、レンズに付いた汚れが太陽の光で画像化したものです。 |