マッチ一本で点火・・・インドで古来より実施されている方法は合理的です | |
松脂(Pine resin)=松 大量に黒煙が出ます。 室内で実施する時は 極微量にします。 |
没薬(Myrrh・ミルラ) もしくはGuggulu (インドミルラ)カンラン科 の低木:このまま嗅ぐと 奇妙な臭いがします。 |
乳香(Frankincense) =カンラン科の常緑高木: 手ごろな価格で良い匂い がします。 |
天然樟脳(camphor)=楠 現在国内では2社ぐらい しか製造していないので 高価です。中国産は安い。 |
茯苓(ぶくりょう) サルノコシカケ科 高野山でルンルで 線香などを販売して いる店で見付けました。 |
安息香=エゴノキ科 高価なので使って いませんがブレンド すれば良い感じに なると思われます。 |
松脂とミルラは大きな固まりがゴロゴロ入っていますので、布袋に入れて金槌で細かく砕かないと使えません。樟脳はビニール袋から出すと蒸発します、使う分だけ出しましょう。 | |
インドの牛糞には樟脳が欠かせません アメリカにアグニホートラ用ピラミッド容器が持ち込まれたのは30数年前と言う事ですが、牛糞を燃やす儀式は数千年前からインドで実施されています。アメリカ流の点火しやすい専用牛糞は、アメリカ以外では殆ど使われていない事が各国の写真やYouTube画像を見ているうちに気が付きました。 アメリカでは使っていないけど、インドで使っている材料は何かと調べると樟脳と松脂にたどり着きました。 天然樟脳はネイチャーガイダンスで入手できます。最初全く使い方が分らないので、牛糞に直接振りかけていました。実に良く燃えるのですが何となく変なので、海外のサイトでインドの指導者がいるところの記述を読んでいると、ピラミッドの底に樟脳と松脂を盛ると言う一文にたどり着きました。松脂は黒い煙が大量に出ますので極少量にして、代わりに乳香(フランキンセンス)と没薬(ミルラ)を入れています。天然樟脳はよく燃えますがすぐに燃え尽きて牛糞に燃え移らない事があります。乳香、没薬は燃焼を長引かせる以外に様々な薬効が有り、イエスキリストが誕生した時に祝いの品として捧げられたと言い伝えられています。 天然樟脳、松脂は中国産、フランキンセンスはエジプト産、ミルラはケニア産が最も安いです。道具、プージャー用牛糞、ギーはインド、アグニホートラ専用牛糞は米国、玄米は日本と実に6カ国の品物で実施しています。 ※ 他にも燃やしたら良い匂いがしそうなものを見付けたら入れています。茯苓(ぶくりょう) はけっこう良い感じです。安息香も良いと思います。 Guggulu・インドミルラもよく使われていますが、ケニア産より少し高いです。 |
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天然樟脳は以下の会社でも扱っています 〒101-0032 東京都千代田区岩本町一丁目13番5号 純生薬品工業株式会社 電話番号 03-3862-3151 FAX番号 03-3862-3154 |
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牛糞で分るアメリカとインドの違い アメリカのアグニホートラ専用牛糞は棚板としての使用に絞って、殆どをインドで最も多い煎餅タイプにしています。隙間から樟脳と乳香等が見える状態に積み上げてマッチで点火します。天然樟脳には一瞬で火が点き、その次に乳香、没薬、松脂が溶解し、ピラミッドの底一面に広がり勢いよく燃え始めます。 ※アグニホートラは大気を浄化すると言われていますが、アメリカ式の専用牛糞とギーだけで実施する方法と、樟脳や松脂を使用するインド式では浄化作用に違いが生じると考えられます。インドの化学工場事故で起こった奇跡もインド式のアグニホートラによるものです。 ※インドの瞑想用グッズの中に樟脳用ランプ、フランキンセンスとミルラを燃やす器具が有りますので、上記の考察は的はずれでは無さそうです。アメリカ流のアグニホートラになった理由は、大雑把な国民性に合わせたと言う事と天然樟脳と松脂が入手しにくいと言う事情があるようです。日本の場合和装業界で天然樟脳が必需品という事情が幸いしているようです。松脂についても、松はその辺にいくらでも生えています。 |