ルンルの会

出雲ルンルと茸

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日の出の海と注連縄
稲佐の浜・神迎えの神事の祭壇
ルンル全国大会「出雲ルンル」に
おける個人的体験

 11月23日5時に家を出て11時46分に出雲に着きました。新幹線ひかりと特急やくもは好きな席に座る事ができて、一人で行動する時は指定席を予約する必要は無いと分かりました。その間に「13階段」という江戸川乱歩賞をとったミステリーを読み終えることができました。

 出雲市駅の改札を出ると、すでに全国から集まったルンルの会員さんと植原夫妻の姿がありました。全員揃ったので大社近くの蕎麦屋にタクシーで移動。いかにも美味しそうな店に皆は入りましたが、こちらは食べるわけにはいきません。この日の為に取り寄せたメキシカン(茸)を有効に生かすために朝飯も抜いているのです。

 会場の大社町公民館に入る前に自販機でHOTの紅茶とミルクセーキを購入。湯沸し室で手ごろなカップとフォークも見つけました。効くまで20分はかかるので、ミルクセーキと一緒にすぐに観賞。「さあ!始めます」と第一回目のるん・る開始最初のうちはいつもと変わりません、15分経過した頃からお腹から胸に向かってグーとコリのようなものが上がってきました。そのうちドーンと頭の中で空間が広がりました。

 前の茸観賞と同じようなカラフルな模様も植原先生の声に合わせて表われます。(但し、目をつぶっているので脳内イメージだけですが)しばらくそれを観ていましたが、最初の時ほど面白くも何ともないのです。逆にそれに気をとられてるん・るが上手くいきません。一言で言えば底が浅くて粗いのです。あっという間に一回目の70分は終わりました。

 少しフラフラしながら中休みに用意された果物やお菓子を食べましたが、ハワイアン(茸)の時に感じた感動的な美味しさはありませんでした。続けて2回目のるん・るが始まりました、もう本格的にラリているので最初から四角い井戸が宇宙に繋がったようなものや色とりどりの渦巻き模様が表われますが楽しくありません。

 るん・る終了後もなかなか醒めなくて、宿泊先の玉造温泉では夕食のビールが不味くてコップ一杯も飲めません。二日目、まだたっぷりと残っていましたが観賞する気になれず、 茸抜きで素直に連続三回受けたるん・るは前日とは比べようもない精妙な何かを感じることが出来ました。

 MMによって見えるものは錯覚にすぎません、高いお金を払って奉るようなものでは無いのかもしれません。「僅かな経験で何を言うか、ちゃんとした指導の元にやればもっと素晴らしいものだ」と叱られそうですが、ところが・・・ 何年にもわたってアジア一円の茸を観賞してきた人間にその事を言うと「僕もその事に気がついたので今はする気が無い」と答えました。

 彼は今やっている仕事の面白さに気付き、様々なチャレンジが実を結んでいるので茸には関心が無くなったようです。こちらはやらずに答えだけ聞くより、体験してから自分で答えを見つけられた事に「有難う御座います」と呟いています。

 ※但しこれはあくまで素人の見解です、経験豊富なプロ? が十分な管理の元に適切な質や量を考慮し適切な指導を行えば又別の世界があるのかもしれません。
PS.
 上記レポートは「メキシカン(シロシベ・クベンシス)の場合は」と言う“但し”が付きます、ハワイアン(ハワイアン・コーポラディア)となると話は少し違います。脳の働きを自分なりに研究する手段としてハワイアンはそれなりに面白いのです。機会があれば再度観賞することに抵抗は有りません。  

 レポートをアップロードした後で、適切な指導を行っていると思っていたプロ?のところで体験した人の話を聞きました。2泊3日の旅行ができる程の料金をとっているので、かなり 凝った内容で指導されているものと考えていました。ところが実際はたいへんシンプルで、メキシカンかもしくはその他の混合物をスライサーで粉砕して水に浮かして客に出すというものでした。視覚の変調効果は表われず、目をつぶってイメージの変化を体験するもので、2時間程で醒めたと言う事です。事前連絡が徹底していなかったようで、食事をしてから参加した人には効かなかったらしいのです。

 精神世界に嵌っている人達を対象に、高額な参加料をとってセミナーを開催している人の中には、不誠実な人が結構いるようです。参加者は法外なお金をとられても、素晴らしい体験が得られるはずと疑いませんので、扱いやすいお客さんです。やはり、アジア放浪体験が豊富な人からアドバイスを受けて、自宅で気楽な友人と自己責任において観賞すると言うのがベストだと改めて確認できました。

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