ルンルの会:
玉置神社ルンル

世話人の役得 98年6月

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駐車場からの入り口鳥居
お泊りルンルの世話をして学んだ事
 何が役得かと言えば裏方をすると、別の角度から学べるチャンスが沢山有ることです。 「私が、初めて行く場所では必ず雨が降ります」と言う植原先生の言葉 通り、大雨になりました。食べるもの、飲むもの全て持ち込みなので、先生を 含めて全員がずぶ濡れになって ポーターをしましました。 雨音とルンルの相性は良く、途中から聴こえてきたTさんのハミングも、これも良いかなと感じました。数年前、佐賀で一度聴いているので私にとっては抵抗がなかった のです。ハミングは数分後に突然やみました。  

 Tさんに後で聞くと、宮司さんに意識で押えられたので、迷惑を掛けたと気付いてやめたとの事です。ツアー終了後、Yさんに電話すると「私が心の中で念仏を唱えると、すぐに止まりました」と話されました。念仏で止めるのも面白いですが、それを明確に受信してやめるのもびっくりですね。

  今回ご報告したい体験は、この事ではなくて、お金に関する事です。 案内書を印刷する時に、参加者がルン・ルメンバーである事を考えず、ぎ りぎりの予算を立て、16日朝の時点では二万円の赤字が確定していました。 ところがツアー終了後、徴収したお金と、掛かった費用をもれなく計算してみましたところ、プラスマイナスがほぼ0になってしまったのです。  

 最初に、参加者は先生を入れて30人になると感じました。しかし3日前の時点で集計すると34人になります。宿泊人数と、弁当の数の連絡は前日でも間に合いますが、レンタカーは少し早めに手配が必要です、奈良のN氏 が3台手配してくれました。それからの2日間で7人のキャンセルがあり、1人の追加が入りました。最も遅いキャンセルの電話は前日の夜10時半を 過ぎてからで、2人一度に減りました。その時点ではお弁当の数も変更でき ません。そんな訳で、赤字に転落してしまったのです。

 ツアー中の会計は、計算しても仕様がないので、最後迄どんぶり勘定で 気楽にやりました。

玉置神社ルンルは橿原神宮駅から始まりました
 自分の車で先発した6人を除く、22人が8人乗りのワゴン車3台、乗用車 2台で橿原神宮駅を出発しました。最初の出費は、柿の葉寿司です。これは全く予定外で、トイレ休憩で立ち寄った柿の葉寿司のお店で、昼飯に当らなかった人が何人か買うだろうと予測していました、ところが全員済ませていた のです。とりあえず夜食用に28個購入しましたが、夜に出すのを忘れて、17日早朝出発組の朝食に充てることになりました。

  次は十津川温泉「昴の郷」で、私を除いた21人分の入浴料を支払いました。 皆が入浴中に、徴収したお金の一部を握って宴会弁当を引き取りに走りました。バスターミナルの近くにある浦島食堂では、とても感じの良いご夫妻が待ち 受けておられて「お山で食されるとお聞きしていたので、四ツ足は入れません でした」と言って百円単位の端数をまけてくださいました。温泉に引き返し、私も入浴しょうと考えていたのですが時間的に無理でした。 明日帰りに入れるから、いいやと考えました。先発されていたKご夫妻ともそこで合流し、玉置神社に向かいました。通い慣れた道を私が先導し、一般駐車場 から更に奥の関係者用駐車場にたどり着くと、付いてきた車が1台多いのです。  

 あれ!と思っていると、京田辺市に住んでいる私の従兄で、同業者のHが 「よ!」と言って表れました。以前から、私が見えない世界にのめりこむ事に ついては批判的で、世間的な部分にも、もう少し気を配れと常々注意してくれている彼です。「来るつもりは無かったけど、十津川温泉に浸かりたいと思っていたので、仕事が終ってから走ってきた、そしたら目の前にそれらしいワゴン車が走っていたので付いてきた」と言います。「連絡も何もしなかったので食べるものが無かったらどうしょうかと思いながら来た」。ラッキー!!2個余っている弁当が1個さばけた。

  当初の予定では、着いたらまずルンルをしてから宴会をと考えていたのです が、日本一の大吊橋で時間をくったので、植原先生の判断で逆にしました。関東方面からの先発4人も加わって、たらふく食べて、飲んでからルン・ルを 受けました。私の心積もりでは終了後、先生を囲んで質疑応答を、と考えていたのですが、Yさんがお米のPRと、MDを使った効果的なルン・ルの自習方法 を話され、その後はてんでバラバラの雑談会になってしまいました。

宮司さんに注意された
 京都ルンル発足当初、ルン・ル終了後先生は色々な話をされていました。ところがここ最近はあまり語られません。私なりに理解したのは、ルン・ルは 受けた一人々にとって全て意味が違うと言う事です。共通しているベースは 限りなく力を緩めるという事で、これは解説したり、説明して理解できると言う類 のものではないのでしょう。

 聞きたい事柄が、自分の中で整理できた時に質問すれば、いともシンプルな 言葉で返ってきます。これは先生が、塾で生徒に指導されていた時に、とられた 方法と同じです。 Yさんの提案で、早朝に玉石社(屋外)でMDを使ったルン・ル をする予定を立て、その為に購入したスピーカーで音楽を流しながら、ワイワイ ガヤガヤとお喋りをしていました。  

 しばらくすると、他にも宿泊している方がおられるので静かにしてくださいと、宮司さんから注意を受けてしまいました。最初に申し込んだ時に、「ここは信者 さんのための宿泊施設なので山小屋と間違わないように」と釘を刺されていま したので、申し訳ないことをしてしまったなと胸が痛みました。

  Tさんのハミングを押えたのは宮司さんの意識だと考えたのには、そんな 背景があったのです。 喫煙組が部屋の外の通路に固まって、おしゃべりを終え たのは午前3時頃でした。 それからぐっすり眠りましたが、1時間程して朝食の 材料がバラバラに置かれていて、なま物の氷の状態も気になり、音を立てないようにそっと一箇所にまとめて再度寝ました。 また1時間して、そうそう、先生 を含めて早出組は7時に出発するのだから、講習料の計算をしておかなくては と、薄明るくなっていく廊下の板の間で、お金を広げました。その時に、あれ! 思っているより沢山残っているなと感じました。ちょうど袋に分け終った頃に先生 が通路に出てこられたので、タイミング良くお渡しする事ができました。  

 朝になり、騒いだ上に宿泊しただけで引き揚げるのも気が引けて、福井宮司 さんにご祈祷をしていただこうと考えました。Yさんに相談すると、これを使えばよいと多額な寄付をしてくださいました。私も自分の財布から幾らか出したのですが、すでにこの時点で集めたお金と自分のお金がごっちゃになっていたの です。おもいがけず大勢の方がご祈祷の申込みをされたので、早出組の出発 時間が刻々と過ぎて行きます。

 先生が遅れて、大阪ルンルの開始時間に影響 を及ぼさないか、気が気ではありません。しかし一方では、必ず間に合うだろう と感じていました。予定より1人増えた8人を、30分遅れで送り出して、まずは 一段落です。後で運転された谷山さんに聞くと、当初の予定通り橿原神宮駅 10時40分、八木駅11時ピッタリに着いたそうです。残り組の内、乗用車4台 は先に帰り、レンタカー2台、従兄の乗用車1台で熊野本宮大社に向かいました。

車のエンジンがかからない!!
 その時はお金が随分余っていると考えていましたので、残った12人で温泉に入って、ご馳走を食べて、全部使ってしまおうと心づもりをしていました。50分程 で着いた大社前の駐車場は狭くて車が一杯です。スルスルと奥に進むと広い駐車場に出ましたので、そこに3台並べました。ゆっくり参拝してから帰って来る と、あれ!ここはお土産屋さんの専用駐車場だったと気付きました。この後300m程先にある、移築前の本宮大社跡に寄ってから温泉、食事と予定で、ここでは買物をする時間が有りません。 お店に申し訳ないことをした言う気持ちでキーを回しました、ところがウンともスンともいいません。 プロドライのIさんが色々と試してくださいますが、かかる気配はありません。

 自動車修理工場を経営されていた植原先生の携帯に掛けたらすぐに分かるかもしれないね、という声を聞きながらレンタカー会社に連絡するとJAFをよこす とのこと。こうなっては、お昼ご飯は手近なところで済ますしかありません。 ご馳走の予定が蕎麦や、めはり寿司になってしまいました。JAFはなかなか来ず、 何度目かに覗きに行った時、ボロボロの自転車に乗った、お百姓さんのような初老 の男性がおられました。

 てっきり、駐車場の管理をされている方が文句を言いに 来られたのだろうと思い、「車が故障してしまって、出られないのです」と言い訳を しますと、「だから来たのだ」と言われます。私の固定観念はガラガラと崩れてしま いました。JAFと書いた例の車が来るものと勝手に思い込んでいたのです。 応援の方も来られてなかなか大層な故障のようで、時間が掛かりそうです。待ち時間に例のお土産屋さんで買物をし、レジで支払いをする時に「車が故障 されたのですね」と言われました。やはり、お店の方は無断で駐車していることを ご存知だったのです。 昼食代は私が先に出ていましたので、京都のTさんが立て 替えてくださり、端数は結構ですと申されますので、お言葉に甘えさせていただき ました。

 1時間のロスタイムの後で立ち寄った旧熊野本宮跡地は、正にゼロ磁場でした。 寝不足と、車のトラブルでどっと出てきた疲労感が、ここに来たことで完全に抜けて しまいました。現在、熊野本宮大社のある所は残念ながらこの様な場ではないよう です。次に西日本一の露天風呂があるという「わたらせ温泉ホテルささゆり」に向か いました。朝の予定では「クアハウス熊野本宮」に行くつもりでしたが、大社の前で 大きな「ささゆり」の看板が目に止まりましたので、屋台の男性に日帰りで利用で きる事をお聞きしてから、急遽変更したのです。と言うのはその日の内に佐賀まで 帰らなければならない高校の先生がおられて、なるべく近くにしたかったのです。温泉に到着した時点で、すでに2時半を回っていました。京都で7時の新幹線に 乗らないと、佐賀まで帰り着けないとの事で、どう考えても入浴する時間はありま せん。

すったもんだはありましたが、最後に帳尻が合いました
 温泉にはたどり着きましたが、明朝佐賀で先生を待つ生徒の方が大切だと判断 しました。2人で先発しても、残りは10人なのでワゴン車と乗用車で帰れます。 駐車場で皆にその事を告げますと、さらに3人の方が同乗したいと希望しました。 従兄に入浴代を多めに預けて、5人で出発致しました。道は特にこみませんで したが、橿原神宮まで戻っていては間に合いません。途中の近鉄の駅で、特に 急がれる2人の方に特急の連絡時間を確認後、降りて頂きました。それから方向 音痴の私は、とんでもない方向に走ってしまい、八木駅にたどり着いたのは入浴組 とほぼ同時刻でした。預けたお金の残りを返してもらい、随分余ったなと思いながら、 何気なく自分の財布を覗き、そこで始めて自分のお金がルンル用の財布に混じっている事に気付いたのです。次の日、領収書を集めて計算していく内にとんでもない 「何か」が働いていた事に気付いてドキドキしました。レンタカーの故障の件につい ても、機械が人の意識の影響を受けるという事を、自分の体験を交えてお話した直 後だったのです。もし車が故障せず、全員お風呂に入って、ご馳走を食べて、残り のお金を全部使い切っていたら大変な赤字になっていました。

 正直に言うと私の感違いで宿泊費を五百円多く計算していたのが最大の要因なの ですが、自分で負担するつもりだった、スピーカーの五千数百円と、ご祈祷費用を 含めて、仕出し屋さんで負けていただいた分と、昼食代の端数をお返ししなかった分 がぴったり余っているのです・・・つまり赤字のはずが僅かな黒字に転換しているの です。 これは、以前よりお話している私の会社の状況と全く相似象をなしています。

 まずは力を抜いて、流れに逆らわず、あれこれ心配しないで、私は強運の持主で少 しは人に役だっていると信じて、自分自身も最大限愉しみながら、他者の満足を考えていたら、自然に黒字になってしまったということです。会社は8月決算ですが、5年分の累積赤字の完全解消と少々の黒字が出ることが確定しています。今回の ツアーでも、従兄を含め多くの神々が私を助けてくださいました。  ありがとぅ〜

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