使い込んでYoshii9本来の音が
出る 以前の試行錯誤の記録です
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Yoshii9にセンターファーを加えてみたけど大失敗!! |
Hさんの投稿写真・天井のお碗に注目 |
このホームページを見たHさんからの面白い投稿を最初に掲載します。購入したままで使わずに、自分なりに試行錯誤する姿勢はいいですね! 先日のお礼に、当方で工夫した点をお知らせします。Yoshii9のスピーカーは、上に向けて音が伸びています。メーカー側は、天井の反射音については・・・・ Question:音場再生に天井は反射板として期待されているのでしょうか。また、天井の高さに影響されませんか? Answer: 音がカップによって放射状に反射されれば、部屋全体がコンサートホールになったような効果を出すこともできますし、スピーカーの反射を聴きながらカップの位置を微調整し、カップの端に音を当てれば、スピーカーの位置が現在のままであっても、俗に言う「二等辺三角形の頂点」の最適ポジションのバランスを、リスニングポイントに向けて作り出すことが可能です。 いずれの場合も、Yoshii9の弱点とされる、「リスナーが立っている状態など、スピーカーより耳のほうが高い位置だと、音が紙っぽく聞こえる」に対して、その弱点を消すことができます。(天井のカップから音が出ているように聞こえるのです) カップの大きさは、好みの音に合わせて試行錯誤するのがベストです。紙コップや使い捨て用のおわんなどがよいかと思いますが、当方では、「ニュータッチ・カップラーメン」のカップを利用しています。 わずか数百円程度の出費で、明らかに音が変わりますので、よろければお試しください。 なお、Yoshii9との相性の良い機器は、 Sony……ポータブルDVDプレイヤーのPBD-V30シャープ……1bitコンポのSD-SG11 LINN……CDの内容をストレートに伝えるCDプレーヤー、GENKI YAMAHA……CDR-1000 TEAC……ユニバーサルタイプのDVDプレーヤー、DV-15などだそうです。 |
※最初におことわり タイムドメインYoshii9の低音不足について幾つかのページで記述していますが、最近になって使用しているCDプレーヤーに問題がある事が分かりました。タイムドメイン社お薦めのSONYのコンパクトCDプレーヤーD−E999の音飛び防止機能を短い方に切り替えて、 ラインアウトに接続すると驚くほどの低音が出るようになりました(mini及びlightはりモコンのイヤホーンジャックに)。 さらに繊細で豊かな表現を求める場合はSONYのコンパクトDVDプレーヤーPBD-V30が最高です。どちらも製造も販売も終了していますが、Yahooオークションのアラートに登録すると中古品が入手可能です。 ※ 上記のプレーヤーを使用してもスピーカーを目いっぱい並べてズンズンとお腹に響くような音を出しているロック系のライブ会場の迫力を再現しようとするとYoshii9では限界があります。中国製の面白い 良い音の基準(当方なりの) クリアーに高音が伸びているけど耳にうるさくない事。 音が団子にならず、歌手のブレスの音が聴こえ、楽器が聴き分けら れる事。 楽器の中に歌手の声が埋もれずに前に出ている事。 不自然ではない(ダンピングの効いた)低音が豊かに出ている事。 (よく伸びた高音に匹敵するだけの低音が出ていると言う事です) ここまでは普通のステレオでも質の良い物はクリアしますが、タイムドメインスピーカーの立体感は箱型スピーカーとは違います。 |
以下試行錯誤の過程の文章は そのままにしておきます これはタイムドメインスピーカーを批判する文章ではありません。10年以上前に最初にTimeDomain GS-1でCDを聴いた時に感じた違和感が何であったのかを解き明かそうと平均的オーディオマニアが試行錯誤したレポートです。最初に結論を言えば自然界にある音(人の声、アコースティック楽器を含めて)は他には類を見ない鮮明さで再現されますが、大型のスピーカーを山ほど並べて電子楽器の低音と増幅された歌声で会場を包み込んでしまうような音空間の再現には、従来の大型スピーカーの方が似た雰囲気が出ると言う事です。今はCD毎に心地よいと思う方で聴いています。 |
使用機材 アンプ KENWOOD KA−880D/TimeDomain Ynoshii9 engin CDプレーヤー(デッキタイプ)DENON DCD−1610/SONY CDP-A39 CDプレーヤー(コンパクト)SONY D-E999 2台 Pana sonic SL-CT500/AIWA XP-33 コンパクトDVDプレーヤー SONY PBD-V30 DVDプレーヤー AIWA XD-AX10/TAF SE-2322S(リージョンフリー) LPプレーヤー Technics SL−2000/AIWA PX-E880 カートリッジ DENON DL−103/audio-techinica AT-F3U カセットデッキ AKAI GX−R70 スピーカー Pioneer PAX−A30/TimeDomain Yoshii9/mini (赤文字がタイムドメインシステムで主に使用している機材です) |
少し物足りなさを感じて・・・ 従来のスピーカーとYoshii9を別々に鳴らして、色々と比較していたのですが・・・双方の長所を融合させるのが最も自然だと気が付きました。モダンジャズをかけると、ピアノトリオまではYoshii9で十分満足できるのですが、サックスやトランペットが加わってコンボになると迫力不足を感じていました。だからといってパイオニアのPAX−A30だけで聴くと中音域のハリがYoshii9のように鮮やかに再現されません。 両方を一度に鳴らすと 高音域、中音域、ある程度までの低音はYoshii9で、それから下をパイオニアに受け持たせたらどうだろう?分厚いカーテンを前に垂らして、トーンコントロールで高音を目一杯絞り込んで、試しにリー・モーガンの「ザ・サイド・ワインダー」をかけるとなかなか良い感じです。 アッ・・・この音は この組み合わせで聴くとあの時の 低音をミックスするコツは、先にYoshii9を聴きたい音量にしておいて、次に低音用のスピーカーの音量を少しずつ上げていきます。ある時点でクリアーさ立体感はやや薄れるけど音の厚みが増したと感じたら、そこがベストポイントです。アルトサックスのように聴こえていたテナーサックスが本来の音に変わります。30万円のYoshii9が200万円のGS−1に近付いたような気がした瞬間です! (後になって誤りに気付き、今は其々を単独で聴いています!!) タイムドメインminiにも その後Yoshii9を色々なソースで聴いている内に、低音の質の違いに気が付きました。アコースティック楽器や人の声の再生についてはYoshii9の抑制の効いた低音が圧倒的に優れています。但しシンセサイザーミュージックは元々大口径のスピーカを使用して演奏されますので、CDによってはYoshii9の音とは合わない場合もあります。 矢吹紫帆さんのCDもシンセの重低音を屈指するので、ライブ会場の雰囲気を再現しようとYoshii9の音量を上げても同じにはなりません。 |