星の歌

あの星が
うその世界だなんて
そんなことはうそっぱち
あれは
きらりと
母さんのつめたいしずく
ぼくがむりやり
空に投げた
こんぺーとー
みるきいうえいは
神様のみるく
あの無数のきらめきは
何をかくそう
ぼくと母さんのうれしい墓標

昭和四十一年四月号
学習研究社高3コース入選作品
昭和四十一年二月作品

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