紅葉ルンルで聞いた話@
仁和寺の五重塔を早朝に撮影 平成19年11月25日 |
殆どの人は単なる思い付きを 「直感」と勘違いしている 緊急な判断を迫られた時や、未知の出来事に遭遇した時に頭に閃いた事を直感だと思い込む人が殆どです。たまたま何度かそれが上手く行くと、自分は直観力に優れていると勘違いします。 多くの情報を収集したり、思考を重ねたり、試行錯誤しながら実践を積む努力をしなくても正しい判断や答えを得る能力を持っていると勘違いしてしまいます。 固定観念、好悪、刷り込まれた 追い込まれた時に働く脳の機能 問題解決の為に多くの本を読み、あらゆる方向から思考を重ね、実践・実験を重ねて、それでもどうしても答えが得られない時(煮詰まった状態)にふと力を緩めると、突然脳がとんでもない速さで演算を始めると言う事です。 バラバラの情報を瞬時に分類整理し、ありとあらゆる組み合わせが試され、今まで誰もが考え付かなかった答えを導き出すような機能が脳には用意されていると言う事です。 湯川秀樹博士が中間子理論を生み出すのに苦しんでいた時に、或る神社の近くに下宿したのはそのような脳の機能を呼び覚ます為であったと思われます。 テレビドラマの「ガリレオ」で福山雅治演じる物理学科准教授が様々なデーターを集めたり、可能性をテストしたり、推考を重ねている時に柴咲コウ演じる女性刑事がトンチンカンな事をやったり口走った瞬間に脳の中で猛烈なスピードで演算が始まる様子が毎回出て来ます。原作者・東野圭吾は結構勉強しているのかもしれません。 |