ルンルの会:
プラス発想の崩壊

紅葉ルンルで聞いた話B

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@直感は殆どが思いつき A他力本願の誤解 Bプラス発想の崩壊

清水寺に次いで観光客が多い
自由行動で行った東福寺
平成19年11月24日
世界陸上の惨憺たる結果
はトレーナーの責任

 成功哲学の本が平積みされ、プラス発想の効用が叫ばれ、イメージトレーニングに多くの時間が割かれるようになって10数年が経過して・・・「脳内革命」の春山医師は破産し、スポーツ選手は本番でボロボロになり、中小零細企業は青息吐息 。

日本人のベースにある
のはマイナス発想

 「生老病死」(しょうろうびょうし)、四苦八苦の宿命の中でどのように人生を過ごすかを考えるのが日本人の当たり前の姿でした 。
  成功哲学が日本に持ち込まれ盛んに各地でセミナーが開催されたのは「脳内革命」よりも更に10数年前と記憶しています。
 まさにバブルの真っ盛りでどんな経営をしてもうまくいったのですが、多くの経営者はプラス発想のお陰で儲かったと勘違いしました。

リスクや不安から目を反らし
強気で行けば勝てると言う
思い込み

 これが業界トップだった英会話学校が無くなったり、老舗の高級料亭が重大な危機に陥った原因です。究極のマイナス発想で勝機を手にするプロボクサーの話が例に出ましたが名前を忘れました。リングでボロボロになっている姿をイメージする中でそれでも自分が勝てる要素を模索する事で敵には無い自分の強さを発見すると言うことです。

究極のマイナス発想人間
を腹心の部下に据える

 企業の場合は、トップがプラス発想の行け行けドンドンタイプなら腹心の部下に究極のマイナス発想人間を据えればよいのです。
  多くのワンマン経営者はマイナス発想をする社員は会社の敵だと考えてバサバサと切り捨ててきました。
 その結果が企業の不祥事として毎日のように新聞を騒がせています。何事も陰と陽、プラスとマイナスが有ってバランスが取れると言う事です。

※この話を聞いたのは8年前ですが、2015年の今は巧妙に姿を変えたプラス発想が世間に満ち溢れています。スポーツと笑いと美味しいものとお酒さえあれば、世の中はバラ色とメディアは洗脳し続けます。
 福島原発の事故は無かったことにすれば、元気に笑って生きていけると、多くの国民が信じているとすれば、プラス発想がもてはやされた時代よりも酷い状況になっています。

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