東北紀行
岩手県久慈市・どんこ

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久慈市のどんこ 気仙沼・岩井崎 つりがね洞 三内丸山遺跡
黒湯温泉@ 黒湯温泉A 龍飛崎 蔵王・お釜

見かけは悪いが美味しい魚
「どんこ」 と言うアイナメの一種
ホテルのご主人はお喋り好き
 久慈市周辺は観るところが沢山あります。石油の備蓄基地を利用した水族館 「もぐらんぴあ」、日本唯一の「久慈琥珀博物館」、つりがね洞のある小袖海岸、 少し足を伸ばせば日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」 ・・・ 特に 印象に残ったのは久慈駅の近くのお世辞にも綺麗とはいえないホテル 「福乃屋」の夕食に出た「どんこ」とお喋り好きなご主人です。最初並べられた時に、 これは美味そうだとすぐに気が付きました。水中銃で魚を獲っていた経験がありま すので一目で美味しいかどうかは見分ける事ができます。内臓まで全部食べて、 次の朝ご主人に「昨日の焼き魚は何ですか」と聞いた途端にお喋りが始まりました。 美味しいけど身が崩れやすいので他に出しているところは無いとか、牛乳瓶に 詰めたウニがその辺で安く売っているのでコンビニでご飯だけ買ったらウニ丼が格安 で食べる事ができるとか、こちらが朝食を食べ終わるまで話は止まりませんでした。

久慈琥珀博物館の美人もお喋りが止まらない
 ホテルを出て琥珀博物館に行くと会場は3箇所に分かれていて、マンモスのキバが展示されている施設を若いコンパニオンさんが一人で番をしていました。つげ義春 の「紅い花」に出てくるキクチサヨコのように目鼻立ちのはっきりとした和風美人です。他に客は一人でその方が出て行った後は、マンモスを氷の中から掘り出すビデオ の解説を我々夫婦の為に延々としてくれました。用事で誰かが来たら中断しますが 終わるとすぐにやってきて、ハキハキした話し方で続きが始まります。結局最後まで 話して、自分で感動していました。横に妻がいなければ抱きしめていたところです。 「私ハココデ一人デ店バンヲシテイルノデアリマス」と つべ(つげ義春)を見上げて話すキクチサヨコを彷彿とさせる女性が、東北の様々な施設で見る事ができるのはこちらがそのように観てしまうからかもしれません。

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