ゆうきさんの情報コーナー/
セルベール
紅花 | 黄ごん |
先に紹介させていただいた伊藤先生の著書では、漢方薬でもHSPが誘導されると報告されています。紅花や黄ごんがそれで、これらは葛根湯や八味地黄丸、安中散に含まれているそうです。漢方薬は基本的に体を温める作用で病に対抗するのですが、 「証:しょう」と言って 自覚症状、他覚症状、診察所見の総合評価でどれを飲むのか決めるものであり、HSPを誘導することを目的としてのみ飲むのは難しいと判断しました。みなさん一般の薬より漢方薬のほうが安心だと考えられるようですが、天然物から特定の有効成分を分離。抽出した西洋薬も視点を変えればとても安全なものです。最初の西洋薬はモルヒネだと言われていますが、これは阿片から分離した成分です。阿片には沈静作用があることが知られており、古くから利用されていましたが、副作用も大きかったのです。しかしモルヒネの分離に成功したことで、安全性が高まったのです。また先の投稿で引用した「HSPを巡る最新の研究トピックス」では http://www.tokugeka.com/surg1/topics/pdf/iwataddw2007.pdf#search='GGA%20テプレノン' 炎症性サイトカイン産生が有意に低下したとの報告があったので、現時点での選択として、セルベールとなりました。 セルベールには細粒と錠剤タイプがあります。お値段は細粒が高いです。細粒と錠剤の違いをエーザイに問い合わせたところ、成分、機能に違いはないとのことです。最初に開発された細粒に対して、後からでてきた錠剤は生産コストが安く抑えられるため、値段に違いがあるのだそうです。細粒が飲みやすいという人もいるので、今後も両方のタイプを生産していく予定なのだそうです。 |